2024年最初のアストラザスタジオ通信のテーマはSNSです。 「ネットで見るのはSNSだけ」そんなユーザーもいるほど、SNSは影響力の大きいメディアになっています。移動時や寝る前のSNSチェックをルーティンにしている人も多いことでしょう。SNSは使い方によっては、法人にも効果的な情報発信ツールになります。最近のSNS事情をご紹介します。
【目次】
1.今人気のSNSは?
2.タモさんにSNSは不要?
3.効果のあるSNS活用とは
4.SNSの最新記事をホームページに掲載するには
5.お気軽にご相談ください
1. 今人気のSNSは?
総務省情報通信政策研究所の「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によれば、平日はもちろん休日でも、利用時間でインターネットがテレビを上回りました。
休日での主なメディアの平均利用時間(全年代)の推移
インターネット利用目的の中で、もっとも利用時間が長いのがYoutubeを含むSNSです。全世代で平均すると利用時間は平日で平均94分。ブログやウェブサイトの閲覧時間(26分)の3.6倍です。SNSは以前にも増して大きな存在感を持つに至ったと言えるでしょう。
平日の利用目的別のインターネット利用時間(全年代)
特に利用率が高いのが以下のSNS。LINEのように全年代で多く利用されているものもあれば、TikTokのように若年層に偏っているものもあります。かつて一世風靡したMixiにとってかわったFacebookも、今では利用者は減少中です。
令和4年度 人気SNS利用率 (カッコ内は前年度の利用率)
LINE | 94%(92.5%) | 緩やかに増加中。年代を問わず高い利用率が特長。 |
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Youtube | 87.1%(87.9%) | ピークに達している。動画共有SNSでは圧倒的なシェア。 |
50.1%(48.5%) | 緩やかに増加中。TikTokと共に若年層に人気。 | |
Twitter(現X) | 45.3%(46.2%) | 減少中。特に10代ユーザーは激減。 |
29.9%(32.6%) | 緩やかに減少中。利用者は30代が中心で10代の利用率は低い。 | |
TikTok | 28.4% (25.1%) | 増加中。10代の利用率は66.4%でTwitterよりも多い。 |
2. タモさんにSNSは不要?
「SNSは絶対やったほうが良いですよ!」と言う人も多いのですが、本当でしょうか? たとえばタモリさんや明石家さんまさんが積極的にSNSに投稿しているという話は聞きません。実績や実力が高く評価されている各界の第一人者で、SNSによる情報発信を一切していない人は少なくありません。
SNS配信には手間ひまがかかります。認知度や好感度アップが目的なら、その労力を他に費やすほうが良いケースも多く、閲覧者が求めてもいない記事をいたずらに投稿し続けて、逆効果となる場合もあるでしょう。業種や業界での立ち位置などによって、SNSの効果は異なります。目的に合ったSNSを選び、上手に使いこなすことが重要です。
3. 効果のあるSNS活用とは
SNSの活用例を目的別に見てみましょう。
(A)価値観を共有しファンを増やす
たとえば個性的な品揃えが強みの酒屋さん。仕入先の蔵元さんとの会話や、その土地の文化や食材をTwitter(現X)に投稿することで、ご店主の考える「良い酒」のコンセプトを紹介しています。SNSでは敢えてセールなどのビジネス情報は掲載せず、ご店主の人柄を感じさせる内容に絞ることで、商売を越えた共感を得るという試みです。
(B)自分でタイムリーに情報提供
操作が簡単なことに注目してSNSを利用するケースもあります。たとえばメーカーさんなら、自社製品のユーザーを対象に、メンテナンス方法や活用術などを、季節に合わせてタイムリーに配信してはいかがでしょう。Facebookなら動画や画像も簡単に掲載でき、納品後のカスタマーサポートの質も向上します。
(C)お得意様の囲い込み
お客様をつなぎ留めるのに良く利用されるのが、新着商品やキャンペーン情報などを掲載するダイレクトメール。しかし近年、メールは読まずコミュニケーションはSNSだけというユーザーも増えていることから、LINEによる配信が注目を集めています。LINEは法人向けに様々なサービスや機能を提供していますので、メール配信以外にも活用方法が見つかるかもしれません。
(D)ホームページの閲覧数を増やす
SNSでバズってホームページの閲覧数が急増。可能性はゼロではありませんが、なかなか狙ってできるものではありません。Twitter(現X)やTikTokなどでは長期にわたって記事の話題性や鮮度を保つのが難しいのも実情です。それでも、多くの人が興味を持つ印象的な動画をYoutubeに掲載することで、ジワジワと人気が高まり、ホームページへのアクセスも増える可能性があります。特に、今までホームページの存在を知らなかった初見のユーザーの獲得は重要です。
4. SNSの最新記事をホームページに掲載するには
SNSを活用する場合、忘れずにSNSへのリンクボタンをホームページに加えましょう。ご依頼いただければすぐに対応可能で、費用も数千円で済みます。 また、FacebookやTwitterなど、SNSによっては投稿した最新記事をホームページ上に連動表示することができます。この仕組みを利用すれば、積極的に情報発信していることが、ホームページの閲覧者にも伝わり、ホームページの鮮度の良さも感じてもらえます。
ウェブサイトに埋め込みが可能です。Facebookに投稿した最新記事が自動的に反映されます。 | |
Twitter(現X) | ウェブサイトにタイムラインの埋め込み表示ができますが、最近実施されたXによる仕様変更でXのアカウントが無いユーザーは見られません。 |
Youtube | 特定の動画や、再生リストの埋め込み表示ができます。 |
LINE | 「LINE友だち追加」ボタンの追加や、タイムラインの埋め込みができます。ウェブサイトによっては埋め込まれた記事のレイアウトが崩れてしまうこともあるので、ご相談ください。 |
インスタグラム | 特定の投稿記事を埋め込み表示することができます。最新の投稿を連動表示するにはSmash BalloonやlightWidgetなどのツール導入が必要です。 |
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